プレスリリース

【40~80代女性のファッション・美容に対する意識実態調査2024】 髪について悩みを持っている40~80代女性は8割以上

株式会社ハルメクホールディングス

 女性誌販売部数 No.1(※1)の雑誌「ハルメク」をグループで発行する株式会社ハルメクホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮澤 孝夫)ハルメク 生きかた上手研究所は、40~89歳の女性1,000名を対象に「40~80代女性のファッション・美容に対する意識実態調査」をWEBアンケートにて実施いたしました。
 (※1)日本 ABC 協会発行社レポート(2023年1月~6月)

【 調査サマリ 】

■「おしゃれに意欲がある」人の割合は、前回2022年11月とほぼ変わらず48.4%。(前回:49.8%)
年代別でみると70代は他の年代と比較して「おしゃれ意欲あり」の割合が高い。
⇒「おしゃれ意欲あり」の割合は、40代で47.5%、50代で45.0%、60代で45.5%、70代で57.0%、80代で47.0%だった。
 
■40~80代女性が1ケ月あたりおしゃれ用品に使っている平均額は9,547 円/月。
前回調査(9,407円/月)から微増。
⇒カテゴリー別では「洋服」が4,165円、「スキンケア用コスメ商品」が2,659円、
「メイクアップ用コスメ商品」1,236円、「シャンプー」917円、「白髪染め(自宅染め用品)」569円となっている。
 
■おしゃれに対する目的1位は「身だしなみ」、2位は「気持ちを上げる」、3位に「若さ」
⇒4位以下の順位は「自己満足/自分のため」「自信を持つ」「気持ちの切り替え/気分転換/リフレッシュ」といった回答が挙げられている。
 
■「髪」について悩みを持っている40~80代女性は81.0%。ファッションやメイクに比べ悩んでいる人が多い。
⇒悩みがある割合は「スキンケア・肌の状態」83.2%、「髪」は81.0%、「ファッション」は63.2%、
「メイク」56.6%となっている。
 
■年代によって普段の髪型の主流は変化していく。
⇒40代で「黒髪長め」、50代~60代で「黒髪ショート」、70代で「茶髪ショート」、80代で「グレイヘア」へと変化していく。
 
■現在の髪の悩みは「白髪」57.6%、「髪にハリ・コシがない」22.3%、「髪がうねる」21.8%、「髪の量が少ない」20.2%、「髪が細い」20.0%。
⇒直近5年間で新たにできた悩みでは「白髪」34.3%、「抜け毛」11.5%、「髪の量が少ない」11.4%、「髪にハリ・コシがない」11.1%の順で多くなっている。
 
■今後行ってみたい美容医療は「シミ取りレーザー」が1位。
⇒「シミ取りレーザー」が最も高く8.0%。次いで「歯のホワイトニング・クリーニング」で4.9%、
「ヒアルロン酸注射」3.0%、「ボトックス注射」2.2%、「医療用脱毛レーザー」2.0%と続く。

【調査背景】
ハルメク 生きかた上手研究所は、シニアのインサイトについてさまざまな切り口から調査・分析を行っています。「人生100 年時代」とも言われる中、「おしゃれなミドル・シニア女性」は、メディアやSNS などで取り上げられることが増えてきました。女性のファッション、美容にかけるお金や、おしゃれにおいて大切にしていることは、年代によってどのように異なるのでしょうか?美容領域で特に注目すべきカテゴリーは何でしょうか?この点を探るべく、ハルメク 生きかた上手研究所では「40~80 代女性のファッション・美容に対する意識実態調査」を2022年に引き続き、実施いたしました。
※調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入しているため、総数と内訳の合計が一致しないことがあります。
※調査主体の「(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。
 
【調査概要】
調査の方法:WEBアンケート
調査の対象:40~89歳の女性
有効回答数:女性1000名
調査実施日:2024年1月22日~1月24日(前回調査は2022年11月9日~11月10日に実施)
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。

「おしゃれに意欲がある」人の割合は、 前回2022年11月とほぼ変わらず48.4%。(前回:49.8%) 年代別でみると70代は他の年代と比較して「おしゃれ意欲あり」の割合が高い。

・「おしゃれ意欲あり」の割合は、40代で47.5%、50代で45.0%、60代で45.5%、70代で57.0%、80代で47.0%だった。
・年代別では50代が4.5ポイント上昇、80代が前回調査から7.5ポイント低下。

40~80代女性が1ケ月あたりおしゃれ用品に使っている 平均額は9,547 円/月。前回調査(9,407円/月)から微増。

・カテゴリー別では「洋服」が4,165円、「スキンケア用コスメ商品」が2,659円、「メイクアップ用コスメ商品」1,236円、「シャンプー」917円、「白髪染め(自宅染め用品)」569円となっている。

おしゃれに対する目的1位は「身だしなみ」、2位は「気持ちを上げる」、3位に「若さ」

・4位以下の順位は「自己満足/自分のため」「自信を持つ」「気持ちの切り替え/気分転換/リフレッシュ」といった回答が挙げられている。

「髪」について悩みを持っている40~80代女性は81.0%。 ファッションやメイクに比べ悩んでいる人が多い。

・悩みがある割合は「スキンケア・肌の状態」83.2%、「髪」は81.0%、「ファッション」は63.2%、「メイク」56.6%となっている。

年代によって普段の髪型の主流は変化していく。

・40代で「黒髪長め」、50~60代で「黒髪ショート」、70代で「茶髪ショート」、80代で「グレイヘア」へと変化していく。

現在の髪の悩みは「白髪」57.6%、「髪にハリ・コシがない」22.3%、 「髪がうねる」21.8%、「髪の量が少ない」20.2%、「髪が細い」20.0%。

・直近5年間で新たにできた悩みでは「白髪」34.3%、「抜け毛」11.5%、「髪の量が少ない」11.4%、「髪にハリ・コシがない」11.1%の順で多くなっている。

今後行ってみたい美容医療は「シミ取りレーザー」が1位。

・「シミ取りレーザー」が最も高く8.0%。次いで「歯のホワイトニング・クリーニング」で4.9%、「ヒアルロン酸注射」3.0%、「ボトックス注射」2.2%、「医療用脱毛レーザー」2.0%と続く。

【専門家の見解】
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約900人のシニアを対象にインタビューや取材、ワークショップを実施

端境期にいる女性は新たなヘアケア市場を求めている。ときめくきっかけづくりが新マーケットのカギ

 
40~80代女性で「おしゃれに意欲がある」と答えた人の割合は前回調査と変わらず、約半数(48.4%)。この方々が1ケ月あたりおしゃれ用品に使っている平均額は9,547 円で、昨年より140円アップしました。内訳は、洋服4,165円、スキンケア2,659円、メイクアップ1,236円、シャンプー917円、白髪染め569円。カテゴリーによる大きな開きがあります。髪に関する悩みや年齢を重ねての変化がないのでしょうか?ヘアケア商材への関心が低いのでしょうか?

そんなことはありませんでした。「髪の悩みがある」という人は81.0%。ファッション63.2%、メイク56.6%ですので、服や化粧と比べて髪は悩んでいる人の割合が多いということになります。具体的には「白髪」57.6%、「ハリ・コシがない」22.3%、「うねる」21.8%、「量が少ない」20.2%、「髪が細い」20.0%が上位の悩み。直近5年の新たな悩みでも「白髪」34.3%、「抜け毛」11.5%、「髪の量が少ない」11.4%、「髪にハリ・コシがない」11.1%です。髪は加齢による変化が具体的に表れやすい、もしくは端境期の変化を実感しやすいということなのでしょう。自由記述でも「高額なシャンプー・コンディショナー・白髪染めに変えた」「養毛剤・オイル・亜鉛サプリを試す」「いいドライヤーに買い換えた」「頭皮マッサージ」「ブラッシング」「頻繁にカット」「ウィッグやカチューシャ、帽子で隠す」など試行錯誤の様子が伺えました。対処に困った挙句、「美容院で相談する」「YouTubeやインスタで情報を得る」など自分の年齢に合うものを探している回答も目立ちます。数字をみても、「購入の際、特に参考にする情報がない」と答えた人はシャンプーが46.0%、白髪染めが56.9%でした。

今回の調査で、シャンプーも白髪染めも「年齢による悩み・変化に合ったアイテムを探しているのに、自分に適したものが見つけられていない」、「お金をかけてどうにかしたいと思っているのに、ヘアケアは「ドラックストアで買う日用品」という位置づけが強く、洋服や化粧品よりお金を費やさない」という実態が明らかになりました。これらのギャップを埋める「世代向けお悩み解決商品」、ポジションや見方を変えた「おしゃれするためヘアケア商材」には可能性を感じます。

シャンプーや白髪染めは「普段使っているものが合わなくなった時」「店などでときめいた時」などが買い換えを検討するタイミングでした。加えて、「旅行やイベントなど気分や髪型を変えたい」といった外向きマインドをくすぐるのも一考です。ネット上の口コミなどで年齢による髪の悩みや変化をタイミングよくハッと気づかせ、買い場で自分にピッタリそうだとときめかせるきっかけづくりをすることで、「おしゃれなミドル・シニア向けの新ヘアケア」市場は築けそうです。

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