【シニア女性のクリスマスに関する調査】 シニア女性のクリスマスは家族との時間・空間を楽しむ日 プレゼントを贈る予定があるのは53.7%。贈る相手として最も多かったのは「孫」 プレゼントの平均金額は孫に6,859円、一方で自分へは19,703円
株式会社ハルメクホールディングス
女性誌販売部数No.1(※1)の雑誌「ハルメク」をグループで発行する株式会社ハルメクホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮澤 孝夫)ハルメク 生きかた上手研究所は、50~85歳の女性583名を対象に「クリスマスに関する調査」をWEBアンケートにて実施いたしました。
(※1)日本ABC協会発行社レポート(2023年1月~6月)
【 調査サマリ 】
■クリスマスは「家族と楽しむ日」。家でパーティや飾り付けが主流
⇒クリスマスがどんな日だと思うか尋ねたところ、最も多かったのは「家族と楽しむ日」36.7%。次いで、「いつもと変わらない日」31.9%だった。
⇒今年の予定は、「家でパーティやディナーを楽しむ」が41.7%、「家の中にツリーを飾る、飾り付けする」が39.8%だった。
⇒食べたいもの1位は「ケーキ」、次いで「ローストチキン」「ローストビーフ」など。
■プレゼントを贈る予定があるのは53.7%。贈る相手は孫が最多だが、最も金額が多いのは自分へのプレゼント
⇒プレゼントを贈る予定がある53.7%のうち、贈る相手として最も多かったのは「孫」25.7%。次いで「配偶者・パートナー」「子ども」が同率で15.1%だった。
⇒プレゼントの平均金額は孫が6,859円、配偶者・パートナーは11,012円、子どもが19,337円。
⇒自分へのプレゼントは6.5%と多くなかったものの、金額は平均19,703円と最も高かった。
⇒4人に1人が子や孫のためにサンタクロース役になった経験がある。
■昨年プレゼントをもらったのは30.7%。「ほしいものはない」が最多で、もらうなら消耗品
⇒昨年プレゼントをもらった割合は30.7%。もらった相手は「配偶者・パートナー」が12.7%、「子ども」が10.3%。
⇒今年プレゼントをもらう場合にほしいものを尋ねたところ、最も多かったのは「特にほしいものはない」27.6%。ほしいものの中では、「食べ物・飲み物」19.2%、「花束」12.3%と消耗品が上位を占めた。
■クリスマスソングの定番は「ジングルベル」「クリスマス・イブ(山下達郎)」が2トップ
⇒クリスマスソングの定番は、「ジングルベル」「クリスマス・イブ(山下達郎)」が同率(16.3%)で1位だった。3位は「きよしこの夜」。
【調査背景】
ハルメク 生きかた上手研究所は、シニアのインサイトについて調査・分析を行っています。
シニア女性はクリスマスをどう過ごしているのでしょうか。プレゼントを贈る相手や金額、プレゼントとしてほしいものなど実態と意識を探るべく、クリスマスをテーマとした調査を実施しました。
※調査主体の(株)ハルメクホールディングス「ハルメク 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。
【調査概要】
調査の方法:WEBアンケート
調査の対象:50~85歳の全国の女性583名
調査実施日:2023年11月7日(火)~11月9日(木)
調査主体 :株式会社ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
※調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入しているため、総数と内訳の合計が一致しないことがあります。
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。
クリスマスは「家族と楽しむ日」。家でパーティや飾り付けが主流
・ クリスマスがどんな日だと思うか尋ねたところ、最も多かったのは「家族と楽しむ日」36.7%。次いで、「いつもと変わらない日」31.9%だった。
・ 今年の予定は「家でパーティやディナーを楽しむ」が41.7%、「家の中にツリーを飾る、飾り付けする」が39.8%と、自宅で食事や雰囲気を楽しむ人が多い。「いつもと変わらず過ごす、特別なことはしない」も26.8%いる。
・ 一緒に過ごす相手は「配偶者・パートナー」72.6%、「子ども」33.8%、「孫」11.1%、「ひとり」9.8%の順。
・ 食べたいもの1位は「ケーキ」、次いで「ローストチキン」「ローストビーフ」。飲みたいもの1位は「ワイン」だった。
プレゼントを贈る予定があるのは53.7%。贈る相手は孫が最多だが、最も金額が多いのは自分へのプレゼント
・ 今年のクリスマスにプレゼントを贈る予定があるのは53.7%。贈る相手として最も多かったのは「孫」25.7%。次いで「配偶者・パートナー」「子ども」が同率で15.1%だった。
・プレゼントの平均金額は孫が6,859円、配偶者・パートナーは11,012円、子どもは19,337円。
・自分へのプレゼントは割合としては6.5%と多くなかったものの、金額は19,703円と最も高かった。プレゼントの内容はアクセサリー、洋服、コスメなど。
・子や孫のためにサンタクロース役になった経験があるのは25.7%。
昨年プレゼントをもらったのは30.7%。「ほしいものはない」が最多で、もらうなら消耗品
・ 昨年のクリスマスにプレゼントをもらったのは30.7%。もらった相手は「配偶者・パートナー」12.7%、「子ども」10.3%。
・今年のクリスマスにプレゼントをもらう場合にほしいものを尋ねたところ、最も多かったのは「特にほしいものはない」27.6%だった。ほしいものの中では、「食べ物・飲み物」19.2%、「花束」12.3%と消耗品が上位を占めた。
クリスマスソングの定番は「ジングルベル」「クリスマス・イブ(山下達郎)」記憶に残るのは30~50年前の思い出
・クリスマスソングの定番は、「ジングルベル」「クリスマス・イブ(山下達郎)」が同率(16.3%)で1位だった。3位は「きよしこの夜」。
・1番記憶に残っているクリスマスのエピソードでは、幼少期や10~20代の若い頃の記憶が多く挙がった。
【専門家の見解】
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約900人のシニアを対象にインタビューや取材、ワークショップを実施
「自分へのごほうび」「華やかな定番モチーフ」が50歳以上のXmas消費の攻略キーワードか
もともとはキリスト降誕を祝うクリスマス。日本のシニア女性は、この日をどのように捉えているのでしょうか。どのように過ごす予定なのでしょうか。クリスマスは、「家族など大切な人を意識する日」となっていました。
まず、今年の計画。プレゼント交換(モノ)より時間や空間(コト・トキ)を家族と楽しく過ごす予定のようです。プレゼントは5割近くの者が「あげる予定がない」、3割近くがほしいものは「特にない」と答えています。家でパーティやディナーを楽しんだり、ツリーを飾ったりと例年通りの過ごし方となりそうです。とはいえ、ギフト商戦という企業視点でみると「クリスマスも自分にご褒美」は新たな兆しといえそうです。「自分に贈る予定」と答えた者は6.5%ではあるものの、平均19,703円消費するという結果。高額でキラキラした美容や食へのニーズが見えました。
次に、誰と過ごすか。1位が配偶者・パートナー、2位が子供、3位が孫、4位がひとり、5位が親、6位が友人・知人でした。もしかすると、亡くなった家族が登場するかもしれません。これまでも、クリスマスは家族を意識する日になっているからです。実際、「今は亡き父が職場の人にサンタクロース役を頼み、絵の具セットを届けてくれて驚いた。50年前の出来事。今は感謝しかない」(60歳)、「癌の末期で闘病中だった主人と二人だけの静かなクリスマス。昨年はワインではなくジュースで乾杯。最後のクリスマスから2か月も経たず、静かに旅立った」(62歳)、「亡き姉との帝国ホテルでのディナーは良き思い出。満面の笑顔が記憶に残っています」(71歳)などのコメントも見られました。
そして、記憶に残っているエピソード。30~50年前にタイムスリップし、過ごしたクリスマスの出来事を鮮やかに懐かしげに語ります。「子どもの頃、家族4人で過ごしたクリスマス。父がクリスマスソングを英語で歌ってくれた」(57歳)、「19歳の時、クリスマスパーティーに誘われ参加し、出会った人が今の配偶者」(64歳)という甘いエピソード。「28才になった娘がニワトリのローストをずっと七面鳥だと思っていて笑いました」(60歳)、「自分が幼いころ、父がそっと枕元にドッジボールを置いてくれた。気付いていたけど寝たふりをしていました」(66歳)など、クスッと笑えるエピソードも。クリスマスには定番の華やかなモチーフがあります。ケーキ・ワイン・七面鳥などのごちそう、クリスマスソング、ツリー・リース・イルミネーション、ホワイトクリスマス(雪景色)、サンタさんが靴下にプレゼントというサプライズストーリー…これらが記憶の呼び水になって楽しかった過去のひとときに誘われるのでしょう。クリスマスは、童心や若かりし頃の自分に返る日にもなっています。
大切な人といつも通り過ごすもよし、お決まりの音楽を流して格上げディナーもよし、思い出にひたるもよし。
当該世代の2023年クリスマスが華やかで素敵な1日となりますように。
記事をシェアする