プレスリリース

「母の日に関する意識と実態調査」 母の日にしてほしいことは、「なにもしてもらわなくてもいい」が最多。 一方、全体の約 7 割が母の日に何かをしてもらっている。 母の日の贈りものにかけた平均金額は、実母が 8,402 円、義母が 5,690 円。

株式会社ハルメクホールディングス

女性誌販売部数 No.1(※1)の「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングス(本社:東京都新宿 区、代表取締役社長:宮澤 孝夫)のハルメク 生きかた上手研究所は、50~79 歳の女性 433 名を対象に「母の日に関 する意識と実態調査」を WEB アンケートにて実施いたしました。
(※1)日本 ABC 協会発行社レポート(2022 年 1 月~6 月) 

【 調査サマリ 】

■全体の約7割が、母の日に何かをしてもらっている。娘がいる人のうち、母の日に何かしてもらった人は75.8%、
一方、息子がいる人のうち母の日に何かしてもらった人は61.5%。
⇒全体の69.7%が、母の日に何かをしてもらっている。娘がいる人(256人)のうち、母の日に何かしてもらった人
は75.8%。一方、息子がいる人(296人)の場合は61.5%。娘がいる場合の方が14.3ポイント高かった。
⇒婚姻別にみると、既婚の娘からは76.3%、未婚の娘からは70.5%、既婚の息子からは63.7%、未婚の息子から
は49.1%と、娘息子のいずれも既婚の子がいる人の方が、母の日に何かをしてもらっている割合が高かった。
 
 ■昨年の母の日に子からしてもらったことは、「贈りもの」が最多で84.8%。一方、母の日にしてほしいことを尋ねたところ、「特になにもしてもらわなくてもいい」が最多で35.9%だった。
贈りものの内容は、1位が「生花」、2位が「スイーツ・お菓子」、3位が「手紙・メッセージカード」。
一方、母の日にしてほしいことを尋ねたところ、「特になにもしてもらわなくてもいい」が最多で35.9%、続いて
 「自宅で食事など、一緒に過ごしたい」が29.5%。「一緒に外出を楽しみたい」が27.6%だった。 
 
 ■昨年の母の日に何かをした人は全体の約45%。母の日の贈りものにかけた平均金額は、実母が8,402円、義母が5,690円だった。
⇒実母には「贈りもの」だけでなく「感謝の気持ちを伝えた」「一緒に外食をした」「一緒に過ごした」「電話で話し た」など濃密なコミュニケーションをしている様子が伺えた。一方、義母には「贈りものをおくった」が目立ち、88.4%だった。

【調査背景】
女性誌販売部数No.1の「ハルメク」は、長年シニアのインサイトについて調査・分析を行ってまいりました。もらう側、贈る側もひと通り経験をしてきたシニア女性が、母の日をどう捉えているか、リアルな実態を把握すべく、「母の日に関する意識と実態調査」を実施しました。
※調査主体の「(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。
 
【調査概要】
調査の方法:WEBアンケート
調査の対象:50~79歳の男女
有効回答数:女性433名            
調査実施日:2023年3月28日~3月30日
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。

娘がいる人のうち、母の日に何かしてもらった人は75.8%、一方、息子がいる人のうち母の日に何かしてもらった人は61.5%。

・全体の69.7%が、母の日に何かをしてもらっている。娘がいる人(256人)のうち、母の日に何かしてもらった人は75.8%。一方、息子がいる人(296人)の場合は61.5%。娘がいる場合の方が14.3ポイント高かった。

・母の日に何かしてもらったかどうかを子の婚姻別にみると、既婚の娘からは76.3%、未婚の娘からは70.5%、既婚の息子からは63.7%、未婚の息子からは49.1%と、娘息子がいる場合のいずれも「既婚の子」から何かしてもらった割合が高かった。

母の日に子からしてもらったことは、「贈りもの」が最多で84.8%。

・昨年の母の日に子からしてもらったことは、「贈りもの」がダントツ首位で全体の84.8%。その他、「LINE
やメールのやりとり」「自宅で食事や会話」「外食や買い物など一緒に外出」と続いた。
・贈りものの内容は、1位「生花」(42.1%)、2位「お菓子・スイーツ」(40.8%)3位「手紙・メッセージカード」(23.3%)だった。

母の日にしてほしいことは「特になにもしてもらわなくてもいい」が最多で約36%、「自宅で食事など一緒に過ごしたい」が29.5%。「一緒に外出を楽しみたい」が27.6%。

 
・母の日にしてほしいことを尋ねたところ、「特になにもしてもらわなくてもいい」が最多で35.9%、続いて「自宅で食事など、一緒に過ごしたい」が29.5%。「一緒に外出を楽しみたい」が27.6%と、一緒にできることを望む声が多い結果となった。
・欲しいものの自由記述では、「スポーツウェア」「アイドルのグッズ」など趣味のものや「体重計」「シャワーヘッド」などの生活用品が多く挙った一方で、「一緒の時間」「相談にのって欲しい」など、モノ以外のリクエストも多かった。
・また、「子から「お困りごと」をサポートしてもらえるとしたら何をお願いしたいか」と尋ねると、「スマホの使い方」「自由な時間」「家の手入れ」などの意見が目立った。

昨年の母の日に何かをした人は全体の約45%。母の日の贈りものにかけた平均金額は、実母が8,402円、義母が5,690円

 

・昨年の母の日に、誰かに何かをしたという人は全体の44.8%だった。
・実母には「贈りもの」だけでなく「感謝の気持ちを伝えた」「一緒に外食をした」「一緒に過ごした」「電話で
話した」など濃密なコミュニケーションをしている様子が伺えた。一方、義母には「贈りものをおくった」が目立ち、88.4%だった。
・母の日に「贈りもの」をした人が贈りものにかけた平均金額は、実母への贈りものが8,402円、義母への贈
りものが5,690円と、贈りものにかける費用には差が出る結果となった。

【附録】

子との普段のコミュニケーション手段は「LINEやメール」が最多で87.4%。一方、母とのコミュニケーション手段は「直接会う」が最も多く、65.6%。

 

・離れて暮らす子世代との普段のコミュニケーションは「LINEやメールなど文字や写真でのやり
とり」というデジタルを活用した手段が最多で87.4%。続いて「直接会う」が71.7%、「電話で
話す」が54.4%となった。
・一方、母とのコミュニケーション手段は、「直接会うが最も多く、65.6%だった。次に「電話で
話す」が多く57.0%と続いた。
・母世代と「LINEやメールなど文字や写真でのやりとり」をする割合は24.7%という結果に。

【専門家の見解】
 
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約900人の50歳以上のシニア女性を対象に8
インタビューや取材、ワークショップを実施

母の日は、「GIVE(あげる喜び)」と「TAKE(もらう喜び)」との両方を享受
 
贈る側でももらう側でもある50~70代女性。まず贈る側の立場としては、「子供の頃から贈っているけどいつも新鮮に喜んでくれる」「産んで良かった~と言われた」「贈ったメッセージが飾ってあった」「料理を作って一緒に楽しく食べた」「箸をプレゼントしたらすぐに使ってくれた」など、母が喜んでくれたエピソードや忘れられない思い出でフリーコメントが溢れました。今でも年老いた実母には、直接会ったり、平均8,400円分のギフトを渡したりして、感謝の気持ちを伝えている様子が伺えます。
続いて、子供たちにもらう方の話。母の日にしてほしいことは「特に何もしてもらわなくていい」と言いつつ、サプライズには感動していました。「子育てで忙しいだろうに娘からミニバラとハンドクリームのセットが宅配便で届いた。気遣いが嬉しかった」「お嫁さんから●●さんを産んでくださってありがとうございますというメッセージが届いた。嬉しくて今も大切にとってある」「何の連絡もなく息子が急にフラッと花束とケーキを持ってきた。わざわざ来てくれたことが嬉しかった」など。「してほしいこと」に書かれていたホンネにもクスッと笑えます。「スマホやパソコンの使い方を教えてほしい」「夫のいない自由な時間がほしい」という記述が目立ちました。
GIVEとTAKE両方の喜びを享受する50~70代女性は、「母の日」は家族の中心(主役)であり、コミュニケーションの要です。そんな主人公(当該女性)は、コミュニケーション手段さえも使い分けていました。親世代とは「直接会う」、子世代とは「LINEやメール」が最多でした。なんて器用なのでしょう。子世代からの受け取り方法には、「LINEギフト」など新たなあり方も垣間みられました。まだ2.5%ではありますが、新たな母の日ギフトの兆しではないでしょうか。ますます、非接触コミュニケーションやギフトの受け渡し方法に関しては、進化していくことが予測されます。新しい手段も取り入れたり、しなやかに使い分けたりしながら、「母の日」を思う存分享受する、そんな一日にしたらよいのではないでしょうか。

[訂正 5月10日 19:50]「母の日にしてほしいこと」に関する小見出しの数値が本文内及びグラフの数字と異なっていたため修正しました。


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