調査リリース

【ペットに関する調査 2025】犬や猫との生活はシニア女性の幸福度向上に貢献していることが明らかに。 犬猫にかかる費用は月平均17,985円で 犬は「お手入れや医療費」、猫は「食・フード」にお金がかっている。

株式会社ハルメク・エイジマーケティング

女性誌販売部数No.1(※1)雑誌「ハルメク」などのマーケティングやリサーチのコンサルティングを通じて、50代以上のインサイトを日々探求する、ハルメク 生きかた上手研究所は、50~83歳のハルトモの女性581名を対象に「ペットに関する調査」をWEBアンケートにて実施しました。
(※1)日本ABC協会発行社レポート(2024年1月~6月)

調査結果のポイント

  • シニア女性のペットの飼育率は26.7%。犬猫いずれかの飼育率は16.4%前回調査からややダウントレンド。
  • 犬猫飼育者の幸福度は非飼育者よりも高く、ペットを「愛おしい」と思う割合は95.8%と前回から約9ポイント増加。
  • 犬猫にかかる費用は月平均17,985円(犬20,603円、猫13,980円)。ペットの年齢に合わせて食事を変えている人が約6割。

【調査背景】
ハルメク 生きかた上手研究所は、シニアのインサイトについて調査・分析を行っています。近年、獣医療やペットフードの発展でペットの寿命も伸びてきていると言われています。ペットの高齢化も進む中、シニア女性はペットの飼育に対してどのような意識を持っているのかを明らかにするため、「ペットに関する調査」を実施しました。
 
【調査概要】
調査方法:WEBアンケート
調査対象・有効回答者数:50~83歳の全国のハルトモ(ハルメクのモニター組織)の女性・581名(平均年齢:65.8歳、うち、犬猫飼育者65.2歳)
調査実施日:2025年2月13日(木)~2月17日(月)
      前回調査:2022年7月15日(金)~7月19日(火)
※ 調査主体:株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所
※ 調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入したため、総数と内訳の合計が一致しないことがあります。

※ 本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。
調査主体の「ハルメク 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。

シニア女性のペットの飼育率は26.7%。犬猫いずれかの飼育率は16.4%。前回調査からややダウントレンド。

  • ペット飼育者は26.7%、犬猫いずれかの飼育率は16.4%(犬8.4%、猫8.6%)。前回調査では、ペット飼育者29.0%、犬猫いずれか17.4%(犬9.3%、猫8.9%)と、大きな変化はないもののややダウントレンド。
  • 飼育しているペットの種類は、魚が最も高く9.1%。
  • 飼育している犬猫の平均年齢は、犬が9.45歳、猫が9.83歳。ペットの健康状態について「健康であるTOP2」(「健康である」+「まあ健康である」計)と答えた割合は、犬に対しては85.7%、猫に対しては90.0%とどちらも8割を超えている。
  • 犬猫飼育者のペットの飼育経験年数は「11年以上」が68.4%を占める。


犬猫飼育者の幸福度は非飼育者よりも高い。

  • 犬猫飼育者の幸福度は8.14ポイントと、非飼育者に比べて0.38ポイント高い。
  • ペット飼育者がペットと暮らして良かったと思うことは、「癒される」、「自分が健康でいようと思う理由になる」、「家族との会話が増える」、「ペットを通して友だちができる」などの意見が挙がる。
  • ペットとの暮らしに関する願望では、「健康で長生きしてほしい」、「自分も健康でありたい」、「ずっと一緒に居たい」などが挙がる。


犬猫にかかる費用は月平均17,985円(犬20,603円、猫13,980円)。「ペットの年齢に合わせて食事を変えている」割合は約6割。ペットの食事に気を使っている割合は、前回から2.8ポイント増加

  • 犬猫にかかる費用は月平均17,985円(犬20,603円、猫13,980円)。犬は「お手入れ」や「医療費」、猫は「食・フード」が高い。
  • 犬猫の食事に関する意識では「年齢に合わせて食事を変えている」が58.9%と最も高く、次いで「人間の食べ物を与えないようにしている」56.8%、「餌を与えすぎないようにしている」41.1%と続く。
  • 犬猫の食事で与えているものは、「ソフトドライフード・セミモイストフード」の割合が18.9%と前回から5.4ポイント増加。
  • ペットの飼育に関する価値観では、「食事には気を使っている」が前回から2.8ポイント増加。


ペットを「愛おしい」と思う割合は前回から約9ポイント増加。

  • ペットに関する困りごとでは、犬は「病気・ケガ」「臭い」、猫は「肥満、太り気味」などが多いことが特徴のひとつ。
  • ペットを愛おしいと思うTOP2(「とても愛おしい」+「愛おしい」計)は95.8%と、前回から9.3ポイント増加。


【専門家の見解】
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約900人のシニアを対象にインタビューや取材、ワークショップを実施。

老老家族に備えた「ペットの健康予防消費」に注目

何らかのペットを飼っている50代以上女性の割合は26.7%、犬猫の飼育率は16.4%(犬8.4%、猫8.6%)でした。2022年7月調査では、全体29.0%、犬猫17.4%(犬9.3%、猫8.9%)でしたので、大きな変化はないものの、ややダウントレンド。一般社団法人ペットフード協会が昨年末に公表した「2024年全国犬猫飼育実態調査」では、犬の飼育率8.76%、猫8.61%(前々年:犬9.69%、猫8.63%)です。傾向や構造は、全世帯平均とシニア世代とでほぼ変わりません。
平均年齢は、犬が9.45歳、猫が9.83歳でした。環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン(2018年)」を見ると、10歳≒56歳とあります。8割以上(犬:85.7%、猫:90.0%)が「ペットは健康」と回答していますが、健康が気になり始める還暦手前といったところでしょうか。
犬猫にかかる費用は月平均17,985円(犬20,603円、猫13,980円)でした。犬は「お手入れや医療費」、猫は「食・フード」にお金がかかるようです。ペットの食事に関する意識では「年齢に合わせて食事を変えている」「人間の食べ物を与えないようにしている」が6割近くおり、「ソフトドライフード・セミモイストフード」の割合が前回から5.4ポイント増えています。「食事には気を使っている」割合も2.8ポイント増加。犬は「病気やケガ」「臭い」、猫は「肥満」への困りごともあり、「糖尿病なので、症状が進まないような食事にしている」という自由記述もありました。ペットの老後に向けた備え消費として「健康に配慮された高齢者ペット向けフード」のニーズは今後も高まりそうです。
「愛おしい」と回答したペット飼育者の割合が9.3ポイントアップしました。また、犬猫非飼育者より飼育者の方が幸福度も高いです。平均65.2歳の犬猫飼育者のペットの飼育経験年数は「11年以上」が7割近くいます。「10歳になる我が犬の健康に気をつけて長生きしてほしい」「老犬になってきたので健康で長生きしてできるだけ長く一緒に暮らしたい」とペットの健康寿命を願う記述もありました。ペットも家族の一員。自分もペットも長寿化する中、健康(特に食)予防消費から目が離せません。

ハルメク 生きかた上手研究所のシニアリサーチデータは、「ハルメク シニアマーケティングLAB」をご覧ください。
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