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密着:ハルメクお仕事シリーズ 商品管理課 編 美有紀さんの1日

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「密着:ハルメクお仕事シリーズ」では、担当業務や1日のスケジュールを深掘りしながら、ハルメクで働く社員のリアルな姿をお届けしています。
今回は、商品管理課の美有紀さんです!
※日本ABC協会発行社レポート(2024年1月~6月)

縁の下の力持ち、商品管理課とは?

部署:物販ビジネスユニット 商品開発統括部 商品管理課
担当:コスメ・健康食品・おせち
役職:主任

やや緊張の面持ちの美有紀さん

■商品管理課、具体的な仕事内容は?
編集部:ハルメクにとって商品管理課はどのような存在なのでしょうか?

美有紀さん(以下美有紀):縁の下の力持ち、でしょうか。以前、宮澤社長から朝礼で「お客様にとって、商品供給は、うまくいって当たり前。ミスしたら当然叱られる。」というお話がありましたが、まさにその通り 。もし商品を発注し忘れたら欠品し、下手したら完売になってしまいます。
売り上げに直結する部署として、地味ですが大変な業務を一生懸命頑張っています!ということが、今回のインタビューで伝わったらいいなと思っています(笑)

編集部:では早速、ハルメクの商品供給を支える商品管理課の、具体的な仕事内容についてお聞きしていきます。

美有紀:まず、商品管理課のメンバーは30代~60代と年齢層は幅広く、派遣の方を含めて13名が所属しています。

商品管理課には賑やかなメンバーが集まっています!

美有紀:ファッション、食品、店舗など9つのカテゴリーごとにそれぞれメンバーが割り振られ、私はコスメ・健康食品・おせちを担当しています。アイテムごとに受注周りの設定や商品の発注、在庫管理が主な業務です。売上状況を把握するために、MD(マーチャンダイザー)との連携も欠かせません。

美有紀:他に校正も大切な仕事の一つです。例えば「お一人様1点限り」の商品なのに、その注釈が抜けていたらあっという間に在庫がなくなってしまいます。担当するアイテムが掲載される紙面で、画面の構成や商品番号、価格、注釈が入っているか丁寧にチェックします。

いつも細やかに紙面をチェックしています!

美有紀:その他、細かいところだと、撮影などに使用するアイテムの手配も商品管理課に依頼が来て、対応しています。

密着!1日の業務の流れ

■美有紀さんのとある1日~デスクワークバージョン~

編集部:朝一番に受注データの作成とありますが、何をしているのでしょうか?

美有紀:前日までの受注状況のデータが、BIツールシステムで朝の8時ぐらいにアップされるんですね。前日までいくつ売れているか、受注の合計累計数も先月、先々月と細かく表示されています。そこから受注予測と、在庫予測の数字を見ながら、在庫状況に問題がないか確認しています。

編集部:実際にBIツールシステムの画面を見せていただきましたが、数字がズラっと並んでいてかなり細かいですね。ここから何を判断していくんですか?

美有紀:私が担当しているコスメは、製造にリードタイムが4~5か月かかるので、毎朝特に気を付けて在庫の状況をチェックしています。

例えば新商品の「ハルメク リンクルイレイズ ジェルファンデーション ミニ」はかなりヒットしていて、在庫予測がマイナスの状態です。通販カタログに次号も掲載する予定でしたが、このままでは売り切れになってしまうので次号への掲載は無しにしました。

ハルメク リンクルイレイズ ジェルファンデーション ミニ

逆に、次号に掲載されないアイテムを今月売り切りたい場合は、在庫を多く抱えてもいけないので、追加発注はしつつも、欠品しないようにバランスよく回していくといったことを判断しています。

■細かい作業の積み重ね、システム設定

編集部:在庫管理の中に、欠品管理と追加発注も入っていて、日々細やかな対応が必要とされるんですね。

美有紀:通常のアイテムに加え、キャンペーンでプレゼントがあったりするとさらに設定が細かくなります。

編集部:設定とは何をしているのでしょうか。

美有紀:まず、新規の商品が出てきたら、ゼロから商品の登録が必要になります。商品番号の発番、仕入れ価格や販売価格などを設定するのが通常の作業。購入時にプレゼントをつけるのであれば、その設定も追加します。

美有紀:例えばコスメには定期キャンペーンが年に2回あり、定期初回の方にはミニサイズをプレゼントしています。その際はプレゼント品を切らさないようにしつつ、同梱するオペレーションを作り、発送を管理する物流管理課と調整を行います。去年、私個人では平均で月22件プレゼントやレターなどの設定をかけました。

編集部:プレゼント以外にも、追加で設定することはありますか?

美有紀:定番商品をセットにして、送料無料にする、定期購入を離脱しそうな方にレターをつけるなど、何気に細かくたくさんあるんです(笑)

編集部:一つ一つの設定を、アイテムごとにするのは本当に大変そうです。商品管理課の仕事は見えにくいですが、本当に縁の下の力持ちだとわかります。ハルメクの競争力の肝になるオペレーティブなところを支えてくださっているんですね。

■「目配り」「気配り」「心配り」が大切

編集部:社内会議ではどんなことを決めているのでしょうか?
 
美有紀:この日は健康食品のプライベートブランド「人参ジュース」についての会議でした。 

ハルメクの人参ジュース

美有紀:MDの予測、実際に最終日が終わった段階での在庫数を見ながら、実績と翌月の受注予測を考慮して翌々月の発注数を検討する表を作って提案。相談しながら、追加注文を考えていきます。

真剣な会議風景

編集部:ただ数字を管理するだけでなく、状況を見て判断して、その上での提案も重要な業務なのですね。

美有紀:そうですね。例えば、在庫はあるけれどそのうち100個は賞味期限切れが近づいているから、数字上は足りているように見えるけれど、1か月早めに発注したほうがいい。そういった細かいことにも気付けるよう日々心がけつつ、MDとうまく連携を取りながら進めています。

■自由に働き方を決められるのも魅力

編集部:この日は出社でしたが、テレワークの日はどれくらいありますか? 5時起きで7時半に出社するのはつらそうですが……。

美有紀:コロナ前は出社していましたが、今は週に3日程度テレワークです。一番乗りで7時半から始業しているのは、満員電車が嫌だから(笑)前倒しで働くことで16時半には終わり、趣味のピラティスに行くなど夜は有意義に過ごせています。ライフスタイルに合わせ、働き方を自分で選ぶことができるので、ハルメクはとても働きやすい環境だと思います。

お客様の笑顔のために数字の裏では…

■取引先とのやり取りで築く関係性

編集部:まさに「目配り」「気配り」「心配り」が素晴らしい美有紀さんですが、一番のやりがいはどんなことですか?

美有紀:発注した在庫がきれいに売り切れることです。一生懸命試算し、筋道立てて計算したものが当たり、お客様に迷惑をかけることなく商品をうまく回していけた時はうれしいです。

美有紀:特に「リファ スキムシェーバー」は、一般市場を見ながらこれくらいの数だろうというMDが考えた予測をもとに、在庫を事前に準備していました。日々数字を見ていたら、少しずつ動いて予想外の大ヒットになると感じ、確保していた数がなくなってしまう前に、取引先の方に在庫を確保していただけないかご相談をして、完売をしないように回していったアイテムで印象に残っています。

編集部:美有紀さんが直接取引先と連絡する機会は多いのでしょうか?

美有紀:現在は約30社を担当しています。主にはメールで発注書のやり取りなどを行っています。その際は、事務的ではなく季節のご挨拶を含め、関係性を築けるような内容を心がけています。

美有紀:先ほどのリファもしかり、欠品してしまうという時に、取引先と交渉して納期を前倒しにしてもらうなどの依頼も行っています。ただ単に完売するからいくつお願いしますではなく、状況を説明した上で、もう少し検討していただけないか、とやり取りにも熱が入ります。楽しみにされているお客様をがっかりさせたくない、その気持ちは常にありますね。

美有紀さんの今後のキャリア

■ハルメクに入社した理由

編集部:ハルメクに入社される前は何をされていたんですか?

美有紀:最初は受付業務と電話交換手、次はイベントのキャスティング会社とまったく違う職種に就いていました。そしてハルメクの前身であるユーリーグの食品部門を請け負っている会社で、商品管理の仕事を担当。いきいきに切り替わるのをきっかけに声をかけていただき、2010年に入社しました。

入社後は業務推進課に所属し、食品や健康食品などのカテゴリーを担当。システムの切り替えで不具合があって大変だったり、去年初めて知ったこともあったりしながら、ずっとコツコツやり続けている感じです。2014年には主任になり、今はコスメやおせちを担当していますが、やっていること自体は入社当時から変わらないですね(笑)

縁の下の力持ちとしてパワーアップ

編集部:部署の名前も2024年からは業務推進から商品管理と変わりましたよね。そこには主体的に発注を進めていこうという思いも込められているのでしょうか。
 
美有紀:そうですね。今はMDから発注数の情報をもらってどうするか決めるという流れですが、今後は全体の数字を把握している商品管理課が、在庫の増減を見ながら判断していくことも増えていくかもしれません。
今後お客様を増やすために、商品管理課として何ができるか。開発部門やマーケティング課などがさまざまな施策を考えていく中で、今までやってきた知見を生かしながらサポートをしていけたらと思います。 
 
今回のハルメクお仕事シリーズはいかがでしたでしょうか。
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取材・編集/織絵(ハルイロ編集部) ライター/梅津美希

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