「大祓」って何? ハルメクで年2回行われる恒例行事を今でも実施する理由とは??
ハルメクグループの「今」と「未来」を伝えるオウンドメディア「ハルイロ」をご覧いただきありがとうございます。
編集長の入山です。
今年もハルメクグループのオウンドメディア、ハルイロをお読みいただきましてありがとうございました。2024年はこれまでに16本の記事を配信させていただきました。今年始めたお仕事シリーズは、なかなか見ることのできない社内業務をわかりやすくお伝えするとともに、日頃スポットライトが当たりにくい業務にも光を当てることが目的でした。少しでもハルメクグループの理解に繋がり、一緒に働いてみたいと思ってくれる人がいれば何よりです。
そしてこれが2024年最後の記事となります。最後は年末らしく、ハルメクの大掃除にまつわるお話です。
ハルメクは年に2回、「大祓(おおはらい)」と呼ばれる大掃除を、全社員で行います。「えっ??、掃除を自分たちで?しかも全員で??業者さんに任せないの??」という声が聞こえてきそうですが、何を隠そう私も入社当時、同じことを思ったものでした。
なぜハルメクグループが、全社員で行う大掃除「大祓」を今でも続けるのか、その意図も含めて12月24日に行われた「大祓」の様子をフォトレポート的にお送りいたします。
全社員が参加する「大祓」とはなんなのか?
夏と冬、お休みを取る前に行われる大祓は、ハルメクグループが行う年中行事の中でも全社員が参加する一大イベントです。総務のメンバーが中心になり、各部門がどのフロアのどの場所を担当するかを事前に割り振りし、従業員はその担当場所を時間になったら一斉に掃除し始めます。
新人も古参も、役員も。誰もが参加して行うことになっていますので、下の写真のように、社長の宮澤も自分の部屋の換気口を掃除していました。
大祓(大掃除)はいつからやっていた?
ここで最初の疑問にあった、なぜ全社員で大掃除をするのか。社長の宮澤に大祓終了後ストレートに疑問をぶつけてみました。
入山:大祓は年に2回全社員でやってますが、入社当時「え?これ社員でやる方がコストも掛かるし、大変だし、なんで?」って思ったのですが、この大祓を今でも続けているのはなぜですか?
宮澤:特に入社したてで初めて大祓に参加した人は疑問に思うだろうね。2009年に民事再生後事業を引き継いだいきいき株式会社(ハルメクの以前の社名)の社長になった時に、私自身も同じことを思ったし(笑)
入山:なんと!宮澤さんもそうだったんですね。ではそれ以前からこの大祓というのはあったということですね。
宮澤:そうそう、昔からやっていて、最近は新しい人も増えてきたのとコロナ禍があったので途絶え気味だけど、毎朝自分たちのオフィスを掃除機かけたり、拭き掃除したりするのも会社の慣習としてやっていたね。私もそれまでいた会社は業者を入れて清掃していたので最初は驚いたよ。
なぜ、今でも続けているのか?
入山:そんな同じような疑問を思った宮澤さんが、単純な疑問として、全社員で大祓をするのを続けているのはなぜなんでしょう?コストで考えたら社員がやるよりも、業者に任せたほうが良い気もするのですが?
宮澤:最初はね、私も同じように効率とかを考えたら業者に任せてその分業務に集中した方が良いんじゃないかとは思ったよ。
でもね、ハルメクはコンテンツ事業や物販事業を通して、お客さまに「丁寧な暮らし」を提案しているのに、そんな自分たちはどうなのか?と考えた。だから毎朝の清掃や、年に2回の大祓は社員揃って自分たちの身の回りを整理整頓して、丁寧な暮らしを提案する会社の人として自分たちもやろうよと。
入山:なるほど。確かに自分たちでできていないのに、それをお客さまに提案するって言うのはちょっとズレてますよね(ちょっと反省)。
入山:その考え方は、よく会議後や会議前に椅子が整然としているか気にされることにも繋がっていますか?
宮澤:そうだね。自分が来客側だとして、往訪した会社の会議室に通された時に、椅子がぐちゃぐちゃだったりホワイトボードが汚い会社だったりしたら、その会社の印象って良くはないでしょ。自分がそう思うということは、ハルメクの会社に来ていただくお客さまも同じように思うということ。ましてやハルメクのオフィスには、読者の人や物販のお客さまもグループインタビューやセミナーでしょっちゅう来ていただいている。丁寧な暮らしを提案している会社に入った瞬間に、その会社が丁寧な職場、暮らしを体現できていなかったらガッカリするよね。
入山:うーん。確かに。そこまで深く考えてなかったです。
宮澤:自分の家で考えたら、家族全員で大掃除をするのが当たり前じゃない。誰がというのは関係ない。だから、ハルメクの大祓も役職関係なく全員でやるというのが大事だと考えています。
入山:宮澤さんが排気口を掃除している理由もよくわかりました(笑)
宮澤:これは小話だけど、以前いたある会社でダニが大量発生した事があったんだよね。もう大変だった。その時は清掃業者に日々の清掃は依頼してたんだけど、床とかにいろいろな物が置いてあるとわざわざどかして清掃とかしてなかったんだろうね。そういうことも考えると、日々の整理整頓、大祓のような大掃除をやることで意識が向くというのは大事だろうなと実感してます(笑)
大祓の後のお楽しみ?ここは昭和のバーゲン会場??
大掃除をするといろいろなものが廃棄されますが、物販をしているハルメクには試供品や何らかの事情で返品されたものなどがかなりの量出てきます。それが放出されるのも大祓の特徴の一つ。会議室に集められたそれらの品々が山のように積まれ、会場はあたかも昭和のバーゲン会場のよう。クレヨンしんちゃんに出てくるみさえさんも参加してそうな会場で、皆さんいろいろな商品を品定めして持ち帰っておりました。
ハルメクの大祓に込められた思い。いかがでしたでしょうか。私も改めて丁寧な暮らし、丁寧な仕事について考えるきっかけになりました。
さて、2024年のハルイロの記事はこちらでおしまいです。来年もハルメクの今と未来を伝えるハルイロにご期待ください。
取材・編集/入山
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