ハルイロ(ブログ)

【前編】売上前年比118%!精鋭4人が仕掛ける「おせちプロジェクト」とは?

ハルメクグループの「今」と「未来」を伝えるオウンドメディア「ハルイロ」をご覧いただきありがとうございます。 
今回取り上げるのは、毎年大好評の「ハルメクのおせち」。昨年は過去最高の約4万台を販売し、ますます注目が高まっています。
2025年のコンセプトは「玉手箱」。11月10日時点で、売上前年比118%と絶好調な滑り出しです。
実はその大ヒットの裏側には、密かに動いていた「おせちプロジェクト」の存在が! 部署の垣根を超えて集まった4名によるこのプロジェクト、いったいどのような活動をしているのでしょうか?
前編では、2025年版おせちの魅力や、「おせちプロジェクト」始動のきっかけ、4名のメンバーについてご紹介します!

今年で19年!読者と作り続ける「ハルメクのおせち」

編集部:まずは「ハルメクのおせち」について、メンバーの一人である食品開発課の幸恵さんに、いろいろお伺いしたいと思います。オリジナルのおせちを、雑誌社が作るのって珍しいですよね。

幸恵さん(以下幸恵):「お正月くらい、私も家族と一緒にゆっくり過ごしたい!」という読者の声をきっかけに、2005年から開発・販売をスタート。購入者アンケートをはじめ、読者試食モニターやグループインタビューなど、読者のみなさまのお声を大切に19年間リニューアルを重ねてきました。

購入者の方から届いた感想ハガキとモニターアンケートの回答は、合計2423通!
2024年5月に行われた「ハルメクのおせち」試食会の様子。

編集部:雑誌『ハルメク』が読者はがきや読者座談会を大切にしているように、おせちにも読者のリアルなお声が反映されているんですね。購入者の満足度が高く、リピーターが多いのも納得です!

幸恵:実は私、ハルメクに入社するまで冷凍のおせちを一切食べたことがありませんでした。でも「冷凍でもこんなにおいしいものがあるんだ!」っていう驚きは今でも忘れません(笑)。

食品開発課 幸恵さん

2025年のコンセプト「玉手箱」に込められた思い

編集部:おせちを開発する際に、大切にしていることはなんですか?

幸恵:「3世代で安心しておせちを食べたい!」という声にお応えするために「主原料は産地を厳選」「合成の着色料、保存料は使わない」「だしのうまみで、薄味仕立てに」という3本柱を基準に作っています。さらにその上で、毎年ハルメクらしさを打ち出していくために大切なのが“コンセプト”です。

編集部:毎年ガラっと変わるんですよね!2023年「家族みんなが満足できて、一品も残らないおせち」、2024年「新しい和食(新和食)の会席おせち」。そして2025年は「玉手箱」ですが、どのような思いが込められているんですか?

幸恵:ハルメクのおせちって開けた瞬間、みなさん「わー♪」って歓声を上げてくださるんです。見た目の華やかさはもちろんですが、「この味はなんだろう?」というわくわく感を大切にしています。
おせち=伝統的、という概念を超えて、こんなメニューもあるんだという『驚きと発見』にこだわって開発しました。

幸恵さん:通常のおせちは、表面に見えるものしか入っていませんよね。ハルメクのおせちは、表面にはローストビーフが見えているけれど、その下には大豆の料理が隠れているような仕掛けがあります。
これも、昨年読者の方からいただいた「おせちって、こっち、次はこっち、といろいろな種類を掘り当てていくような楽しさが好き」という一言がきっかけでした。

今年は下にももう少し詰めてみたらどうだろうと組み合わせを思案。お肉やお魚のメインを食べた後ちょっと箸休めをしたいな……というときに下にはお野菜があるサプライズを。玉手箱のように、この下は? こっちには何が入っているの? とご家族で楽しんで食べていただけたらうれしいです。

真面目すぎるがきっかけ。「おせちプロジェクト」始動!

編集部:そんなたくさんの思いがつまったハルメクのおせちを盛り上げるため、発足したのが「おせちプロジェクト」(以下おせちPJ)なんですよね。まずはメンバーのみなさんをご紹介します! 

先ほどからご登場いただいている、食品開発課:幸恵さん、ハルメク365事業本部:周平さん、デジタルメディア課:孝志さん、広報・IR室でハルイロ編集長の入山さんの4名です。いろいろな部署から集まっていますが、どのようにおせちPJはスタートしたのでしょうか?

入山さん(以下入山):まずは発足人の周平さん、お願いします!

周平さん(以下周平):今年の4月に転職し、初めて参加した事業計画発表会がきっかけです。各事業部の方々が発表されて、なんて真面目な人たちなんだろうと感動しました。
一つひとつ、これはお客様のためになるだろうかと真摯に考え、本当にお客様のことを思って作っているんだな、ということが分かって。ハルメク最大のコンテンツはこの「人々」です、と雑誌『ハルメク』の山岡編集長にお話ししたんです。

ハルメク365事業本部 周平さん

そこで山岡編集長から「ハルメクのおせち」の話をお聞きしました。その「人々」がものすごい時間をかけて開発している、すごい商品があると。じゃあ「おせちプロジェクト」をやりましょう! と勢いでスタートしています(笑)。

編集部:そこからあとの3人は、どう集まったのでしょう?

孝志さん(以下孝志):PR動画を周平さんが作ってくださることになったので、おせち開発担当の幸恵さん、広報の入山さん含めて関連部署で一回集まろうと。ちなみに私は、普段はウェブを介した通販売り上げの最大化に貢献する部署に所属しています。

デジタルメディア課 孝志さん

動画をどのタイミングでどう配信したらいいのか話し合おうと、初回の集まりが8月。こういう前向きな盛り上がり方って楽しいよね、とぐいぐい(笑)引っ張ってくださったのが広報の入山さんです。

入山:2021年の入社当時から、わかりやすい目標としておせちで売上10億円いきたい! とずっと言ってまして(笑)。それを実現するには、カタログ販売という枠組を超えないとダメだなと思っていました。

広報・IR室 入山さん

なので、毎年のように、ハルメクの特徴である読者の声を聞く試食会を、出版社でもあるハルメクが実施していることをメディアの方に提案して取材してもらっていました。
今年は、周平さんが来ておせち動画を作ってくれることになり、これまでのやり方からガラッと変わるタイミングでとってもワクワクしましたね。

幸恵:おせちを作ることにずっと打ち込んできましたが、他部署の方とこんな形で一緒におせちを盛り上げていけるなんてすごくうれしいです!

後編では、気になる「おせちプロジェクト」の活動をご紹介。おせちの制作に密着した全編4話のドキュメンタリー動画や、「おせちとわたし」思い出話コンテストなど、大ヒットの仕掛けの裏側に迫ります。

ハルメクグループでは全国の事業所で多くの人材を募集しています。この記事を読んで、ご興味を持っていただけた方は、採用サイトもぜひご覧ください。

編集/絵里奈(ハルイロ編集部) ライター/梅津美希

ニュース一覧