ハルイロ(ブログ)

実は会社を支える屋台骨。 ハルメクの通販事業をご存じですか?

 ハルメクグループの「今」と「未来」を伝えるオウンドメディア「ハルイロ」をご覧いただきありがとうございます。
 
 今回は、通販事業でコスメを担当する絵里奈が「ハルメク」の通販事業についてご紹介します。

雑誌「ハルメク」の読者がお客様。ハルメクの通販とは?

 雑誌「ハルメク」はおかげさまで発行部数48万部(2022年8月現在)となりました。ありがとうございます。これは、女性誌No.1、コミック誌を除く雑誌で2位の部数になります(※)。編集長の山岡が取材を受けることも増え、雑誌のことを知っているという人は以前にもまして多くなっているようです。
 ※日本ABC協会発行社レポート2021年7月~12月

 でも、この雑誌事業のほかに通販事業があることを知っている方はそう多くないかもしれません。私たちハルメクでは、毎月雑誌「ハルメク」を購読していただいている読者の方や、これまで購読していただいていた方に、通販カタログ誌を2冊お送りしています。
 50代からの女性の暮らしを豊かにするための衣食住にまつわる“本当にいいもの”を厳選してお届けするようにしています。

雑誌「ハルメク」(写真中央)購読者の方に、通販カタログ誌を2冊同梱。1つは「ハルメク 健康と暮らし」(写真左)。ヘルスケア、寝具、生活雑貨、食品、インナーなどを扱っています。もう一つが「ハルメク おしゃれ」(写真右)。ファッションと美容を扱っています。

 今回は、「ハルメク 健康と暮らし」でヘルスケア商品を担当する貴代さん(商品開発担当)と由紀子さん(編集担当)にいろいろ教えてもらいました!

左)ヘルスケアチームでカタログ編集担当の由紀子さん。右)ヘルスケアチームで商品開発を担当する貴代さん。 

(編集部)入社から現在までの所属と現職の仕事内容を教えてください。
 
(由紀子さん)2010年に中途入社しました。途中、産休育休で1年半休みましたが、ずっと「健康と暮らし」編集部です。カテゴリー間で異動はあって、最初は健康食品、4年前から現在のヘルスケアチームです。
 
(貴代さん)私は、もう20年以上前に入社しました。友達に誘われて最初はアルバイト
からのスタートだったんです。まだまだ通販事業は規模が小さくて、「いきいき」(当時の雑誌名。「ハルメク」と誌面変更をしたのは2016年)と同じ部署内に通販の部署もありました。通販誌も「いきいき」に折り込まれている薄い冊子だったんです。
 
 当時の通販はもともと読者さんからお勧めの商品、例えば、つくり手の顔が見えるこだわりの産地直送品、お米とかりんごなどから始まったんです。今でいう、口コミですよね。「これおいしいのよ、食べてみて!」という。
 
 仕事は、もうなんでもやりました(笑)。今のように、明確に職種が分かれていたわけではなく、コールセンターで受注業務、受注システムの設計、商品の買い付け・開発と本当にいろいろ。とにかく忙しかったけれど、楽しかったですね。会社の成長を肌で感じながら、私も一緒に成長していったなと思います。

ヘルスケアチームでダントツNo.1人気。「MSMクリーム」開発裏話。

(編集部)貴代さんと由紀子さんが担当している商品の「MSMクリーム」について教えてもらえますか?1つ7,000円ぐらいするマッサージ用クリームなのに、ロングセラーでめっちゃめちゃ売れていると、社内でも評判ですよね。

(貴代さん)そうなんです。10年以上のロングセラーでずっと好調です。もともとは、海外の商品をバイイングしていたんですが、とても好評だったので、より読者さんのニーズに合うものにしようと、オリジナル品を開発したんです。
 
(編集部)「すごく売れている」と評判のクリーム、どんな商品なんでしょうか?

(貴代さん)みなさん聞きなれない言葉だと思いますが、MSMとはジメチルスルホンといって、動物性タンパク質や植物性タンパク質に含まれる物質なんです。
 
(由紀子さん)MSMは私たち、人の体の中にも存在する大切な成分です。でも、年齢とともに減ってしまうので補う必要があります。
 
(貴代さん)このクリームで肩や腰など辛い部分をマッサージすると、すーっとラクになるんです。軟骨のすり減りや筋肉の衰えが原因で、ひざをはじめとする部位に違和感を感じている方に好評です。
 
(由紀子さん)そう、マッサージしながら使うのがポイントなので、カタログでも必ずマッサージの方法を載せています。
 
 愛用者の方に取材に行くと、みなさん「すごくラクになる!「もう、これがないとダメ!」と話してくださいます。社員のお母さんたちも、こぞって愛用しているんです。

すべては、読者さんのために。効果とやさしさを徹底追求。

(貴代さん)ハルメクのMSMクリームはナノ化したMSMを高濃度で配合しているから、浸透力がとても高いんです。ただ、濃度が高いほど成分が結晶化しやすくなってしまうので、その配合バランスには苦労しました。
 
(編集部)香りもとてもやさしいですね。この香り、ラベンダーですか?

(由紀子さん)そう、ラベンダーです。ほかにも、13種のハーブの精油をブレンドしています。合成香料は使わず、やさしい香りにしています。
 読者さんから、「これなら温泉の脱衣所でぬっても、ふわっといい香りが漂うから恥ずかしくない」って。香りがいまいちだと人前でぬるのはもちろん、毎日使うのもためらいますよね。
 
(貴代さん)香りもそうですし、成分のやさしさにはとにかくこだわりました。すーっとした清涼感があるんですが、メントールを弱めてマイルドな処方にしたんです。

スーッと肌に入る浸透力は特にこだわった点。「きちんと届かないと、お悩みの解決にならないですからね」(貴代さん)

誌面は思い込みで作らない。必ず読者さんの声を聞いてから。

(編集部)由紀子さんは毎月「MSMクリーム」の編集担当ですよね。毎月の仕事はどんなサイクルですか?

(由紀子さん)企画書と絵コンテを書いて、チームみんなの前でプレゼンをします。そこで出た意見を反映し、取材・撮影、デザイナーにレイアウト作成依頼、原稿書き、校正作業というのがおおまかな業務内容です。
 
 もう一つ大切なのが、読者調査です。WEBや郵送による大規模な定量調査と、座談会やご自宅取材でじっくりお話を聞く定性調査の両方ですね。そこからニーズをキャッチし、企画に生かしています。
 
(貴代さん)読者調査は編集だけでなく、商品開発も必ず行います。ひとりひとりが、「思い込みで作らない」という意識を徹底して持っていますね。それがハルメクの強みだと思います。
 
(由紀子さん)届いたカタログの内容についても感想を伺って、よかったところ・悪かったところを振り返り、次号に生かしているんですよ。

由紀子さんが担当したページ。読者さんのご自宅に伺い、リアルな日常シーンを切り取った写真は「思わず手が止まる」と社内でも好評。

商品開発と編集、二人三脚でこれからも……。

(貴代さん)50代以降のハルメク世代の女性は、「なにかしら体の不調はある、でもお薬はなるべく使いたくない」という方がほとんど。そんな気持ちに寄り添って、役に立つものを開発するのが私の仕事ですね。
 
(由紀子さん)会社の規模が順調に大きくなっていますが、読者さんの声を聞き続けること。この初心をずっと大切にしていきたいですね。だって、声にはヒットのヒントがちりばめられているんです!
 
■取材を終えて
 「ニーズに合うよい商品しか開発しない」商品開発担当と、「インサイトに基づいて、商品の魅力を伝える」編集担当。息の合った二人の仕事ぶり、真摯な姿勢がまぶしく、とてもすがすがしい気持ちになった一日でした!
 
 いかがでしたでしょうか? ハルメクグループで一緒に働いてみたいと思った方は、ぜひ採用サイトをご覧ください!

取材・文/絵里奈 写真/貴嗣(ともにハルイロ編集部)

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